2013年1月28日月曜日

七色仮面


最高視聴率 67.8%(東京地区)、平均視聴率40%、というモンスター番組「月光仮面」だったが、真似をした子ども達の事故が相次いだため、アクションシーンを減らすなど調整をしながら継続したが、その責任を追及された形で原作者川内康範氏が訴訟されるに至って番組制作は困難な状況に追い込まれ2年で終了となった。

その後を継いで1959年6月3日に登場したのが東映のドル箱映画「多羅尾伴内」シリーズを下敷きにした「七色仮面」だ。

♫デンデンとろりこ やっつけろ♫

東映が生み出した『七色仮面』は最初から劇場公開も兼ねることを前提に破格の製作費で制作され、出演者も映画畑の俳優で固められ丁寧な作りでアクションも迫力があった。第5部から二代目「七色仮面」として千葉真一が主演した。

内容的にも現代日本を予告するようなドラマになっていて大人も楽しめる質の高い子ども向け作品となった。

尚、「多羅尾伴内」は川内康範氏が考案したものではないが、同氏が創り出した「銀座旋風児シリーズ(小林旭主演)」も多羅尾伴内」をベースにしていて、日活を退社した小林旭氏が多羅尾伴内」シリーズを継承したのは面白い因果関係だ。






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